【仕事】産業材 ルートセールス~お酒 編~

ルートセールスと言う言葉は少なからず聞いたことがあるだろう。ハッキリ言って社会人になるまで、いや、実際にその道で働いてみるまで本当の意味での「ルートセールスとは何か?」はわからないものである。

ここでの定義は基本的にBtoB(企業から企業へのセールス)として話を進めたい。「産業材」とは何か、については筆者の別記録ブログ記事を是非お読みいただきたい。内容薄いけど。

今回の話題は「お酒」である。以下、「酒」と略す。

一般的なBtoBのルートセールスに就かれる方、既に働いておられる方(にとってはただの”あるある”だが)、残酷なようだが断言したい。酒は飲めた方が良い。

陰キャで酒も飲めないのに産業材のルートセールスに就いてしまった自分は当時、本当にこの事実を呪ったものである。

また、同時に「どうして自分は酒を飲めるように訓練してこなかったのか。」と自責したものだ。次項よりその内容について自分なりに記録しておく。

1. 社外

世の中のサプライチェーン(特に製造業)と言うのはおおよそ「大企業~中企業~小企業~零細企業」チェーンが網の目状に形成されている。大企業にいようが中小企業にいようが、ルートセールスで仕事をする以上、自分の会社の規模”以下”の会社と取引する場合、ほぼ間違いなく同社のオーナー、もしくは購買決定権を持っている重鎮の方に対して売り込む事が多い、と言ってよい。

そして現在の日本企業ではまだまだ高齢のオーナー(つまり社長)や重鎮が会社を引っ張っており、そのような手練れの方を相手に営業をかける事となる。そして、営業をかけるうえではずせないのが酒席なのだ。

「いや、わが社は酒席なんぞ無くても売り上げはあがるし、やっていける」と言える企業は相当優秀であり、他社には無い尖った点があると筆者は考えている。

一般の人でも知っている一部上場企業のルートセールスを仕事としている営業マンですら、酒席は常識なのだ。製造業であればあるほどその確率は高くなる。

残酷なようだがこれが未だ存在する現実である。

となると、当然「酒は飲めた方が有利」である。知らない方のために述べるが、例えばお客様を招いての酒席で繁華街でそれが実施されたと仮定しよう。

よほど「初対面」の方でなければ、従来からの付き合いでの酒席であれば十中八九「二次会」がある。このテの酒席は普通は小料理屋や割烹、時には居酒屋などもあるが重鎮の方相手に普通の赤ちょうちんはあまり無い。

そして二次会は決まってクラブかスナックなのだ。

人によってはそのクラブを何件もハシゴする事もあり、とにかくトータルの飲んでる時間が長い。

あまりに長いので通常の勤務時間と同じ(つまり、1日で漏れなく倍働いている)ではないか、と腕時計を見てガックリうなだれた事数知れず。

ここで「ああ、それはあるあるだ」と思った方は業界人である。因みに、たいていの会社(と言うかほぼALL)は酒席の時間は勤務時間に含まれないため、残業もつけられないという二重にキツい所業である。5ちゃんねるの読者がブチ切れそうな案件である。

中には酷い人もいる。酒を強要したりするわけだ。大手企業(最近はコンプライアンスが声高らかに叫ばれるようになったため、中小企業にも多少波及しているとは思うが定かではない)においてはご法度だが、オーナー社長にとっちゃぁそんなもの全く関係ない。

強要される、とは少々語弊で、「勢いにのってイッキ出来るような気合の入った人」を多くの人が好む、と言ったところが正解だろう。

まんま体育会系である。

しかしこれもまた現実なのだ。悲しいほどに現実である。「お客様に印象が強いルートセールス(営業マン)」「酒席で目立つルートセールス(営業マン)」は総じて酒が強い人が多い。

この事実を考察すると「酒が強い人が得」と言うよりは「酒が強い人が決定権や決裁権を持つような要職に就いている」確率が高いため、必然的に同類の人を好む(良く思う)のだと筆者は考えている。

コンプライアンスの時流でアルハラだのパワハラだの表に出てきたが本音では「そうは言っても実際のビジネスの場は甘くないよ」と思っている人が多い。

2. 社内

圧倒的に雰囲気が激変したのはこっち、社内である。「酒が強い事が有利」であることには変わりはない。酒が強いと酒席で目立てるし、1.で述べたように酒好きのオーナーから可愛がられる可能性もある。また、一般的な話で恐縮だがスポーツに同じく「酒が飲めないよりは飲める男性を女性は良く思う」事が酒席(飲み会)で往々にして見られる光景である。

今時、社内でイッキ飲み合戦をしている昭和な会社は極少数派だと思われるが、一般的に社内の雰囲気が良い、仲が良い会社ほど、酒席(飲み会)のレクレーションを適度に実施している事もまた事実である。

ここでもやはり「飲めないよりは飲めた方が良い」事は明白で、ここでは社外と違って「飲めなくとも良いが、飲めた方が飲めない人より(他の能力がイーブンであれば)有利」である。

社内飲み会での飲みは今時「一杯目は絶対にビール」「焼酎のボトルに付き合う」事が絶対規則ではなくなってきているため、昔と状況は違っている。全く飲めなくてもノンアルコールで対応することも可能だ。

ただし、飲めた方が良い、と言うことと「飲み会に参加した方がよい」は必ずしもイコールではない。

勿論、適度に飲み会に参加した方が社内コミュニケーション的に良いことは事実だが、特定の上司や特定の人とばかり飲みに行ってくだを巻いても全く生産性が無い。

「生産性が無い」と書いたが、「ストレス解消」にはなっているはずで、当人達にとってはよいのだが、くれぐれも後輩などを巻き込まないように願うばかりである。

昭和な人たちの中にはそのテの飲み会を未だに開催したがる傾向があるからだ。全く生産性が無く、ただ時間の無駄である。筆者のつたない経験則でもこれだけは言える。そのような飲み会に付き合っても結局何も残らない。

断った方が正解である。勇気をもって断ろう。

<まとめ>

残念ながら産業材(製造業)のルートセールスを実施する人であれば、酒を飲めた方が有利である。「いや、俺は飲めないから絶対に断る!!」と言う強い意志の方はそれはそれでOKだ。

ただし、酒席の場では酔ってる人以上に人を引き付ける話をしたり、立ち振る舞いが出来ないと酒で酔っ払って大声で陽気に話していると対等になることが難しい。

「そうは言っても飲めないものは飲めないんだよ!」

わかる。わかりすぎる。

筆者は入社した時、一滴も酒は飲めなかった。もともと陰キャであったし、酒なんぞ必要ねぇ!と思っていた質なので余計にダメだった。そして想像以上の地獄に遭遇していくこととなる。最終的に酒は飲めるよう訓練し、克服するに至ったのだが今でも思う。

「酒を飲む、飲める、という風になっていなかったら今の自分は無かった」と。

どうやったら酒が飲めるようになるか、はまた別のブログ記事ででも記録していこうと思う。

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