【本】ルートセールスするならこの本で全て解決する

産業材のルートセールス。それは地味の真骨頂。勤めている人だけが知っているこの地味っぷり。古(いにしえ)のしきたりも多く、仕事の中身が昭和そのものであることも少なくない。

昨今のITだ、やれAIだの関係ねぇ!上下関係社内政治飲み会ゴルフ中小企業社長接待もう何でもござれやぁ!

さて、筆者はこのような温故知新の業界にかれこれ約18年程勤めているのだが、営業として仕事してきた中で大変悩んでいた時、一冊の本に出合ってその後大きく変わったのでここに記録しておく。

人たらしのブラック心理術

この本は初版が2005年9月30日である。当時、営業としてうまくいかなくていろいろ悩んでいた。ビジネス書籍を手に取って見てみるもどこか違う。実践で試しても何だかうまくいかない。

確かたまたま手に取って見てみた記憶がある。特に意図は無かった。「変なタイトルだな」程度に感じた程度だ。パラパラと立ち読みしてみると文字数もそれほど多くなく、読みやすそうだ。一度読んでみるか、と軽い気持ちで読んでみた。

結論から言おう。

「この本に書いてあることを本気で実践すれば、仕事はうまくいく」

驚きである。数あるビジネス書籍(恐らく筆者は100冊ほどはこれまで読んできたと思う)の中でも間違いなくトップ5に入る(と、個人的に感じている)。それこそ、成功者の経営書籍やリーダーシップ本などを読むより、この本を読んだ方が絶対にいい。

なぜこの本に書いてあることを実践するとうまくいく(いった)のか。

同書籍の筆者は心理学のプロなのだが、全て実験結果や事実に基づいた研究結果を用いている。勘や個人的な想いで書かれているわけではない。しっかりとした根拠に基づいて書かれているのだ。以下に一例を紹介しよう。

●空腹感は人間関係をダメにする。→飯を食って血糖値を上げさせろ!

●口より先に行動で示す。→黙って行動し続けろ!

●真実を言う事が美徳とは限らない。→心の中で思っておけ!

●発言の終わりには必ず「イ」をつけろ。→受付嬢の秘密のテクニック

●人間関係がこじれたら自分が「少し」変わればよい。→相手を変えずに自分を変えろ!

●嫌われたら無理にリカバリーしない。→断捨離

●部下や後輩と飲みに行くときにはワリカン。→最も楽しめる飲み方だ!

●相手の事はいくらホメてもよい。→最強の人間関係テクニック

●倒置法で、驚きを強調。→誇張表現は文法を滅茶苦茶にしろ!

●相手には絶対に口答えしない。→「それでも口答えするな!」が正解なのだ

●自分を「ネタ」にして笑いを取る。→営業の基本中の基本だ

●別れのタイミングは会話が盛り上がった時。→知ってると得なテクニック

上記は一例だが、本当に使えるテクニックばかりである。よくぞここまでこの一冊に込めたな、と言わんばかりだ。筆者はこの本を何十回と読み返して常に忘れないようにしている。ここで書かれている事を実際の仕事で使うだけで「うまくいく」事を体験で知っているからだ。

それまで人間関係やお客さんとの関係で凄く悩んでいたのだが、この本に出合ったおかげで本当に楽になった。あまりにビックリしたのでその後、同筆者の本を何冊も読むこととなる。

この他にも読んだが、多少間引きしてこれだけは残してある。

何冊も読んだが、筆者は「人たらしのブラック心理術」これ1冊だけで十分だと考えている。この1冊が秀逸過ぎて他の本を読んでもどことなくインパクトに欠ける。

また、本によっては同じような内容が繰り返し書かれているので複数の書籍を購入する必要は恐らくない。あえて言うなれば「ブラック謝罪術」が続編なのでセットで読むことぐらいである。

本当に、ウソだと思ったら一度読み進めて日々の生活で実践してみて頂きたい。これほど効く本は無かった。「心理学」がここまでビジネスに使えるものとは、と感動すら覚える

興味のある方、悩んでいる方は古い書籍だが是非とも手に取って頂きたい。

 

 

 

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