【ランチ】唐揚げ食べ放題のシンプルメニュー

今週は出張があったり事務所に入り浸ったりでわりと不安定な予定であったのだが記録できるランチだけ本ブログに掲載しておく。

まさかの「唐揚げ・ごはん・明太子」が食べ放題のランチ

やきとり○金 八重洲本店 ※クリックすればぐるなびにリンクしてます。

1. ランチの概要

当日は朝から朝食抜きであったので(そもそもあまり食べないのだが)、かなりの空腹状態。まさに孤独のグルメよろしく、「さて、店を探そう」とばかりに馴染みの通りを探していると珍しい「食べ放題」を発見した。店によっては「食べ放題」はあるが夜が居酒屋で昼間のランチで食べ放題としている店は東京駅付近ではそう多くない。

今回、看板に惹かれて店の名前も見ずに突入したのだが席について不安を抱く。メニューが無い。店員にシステムを聞いてみると「ランチは1種類のみ」であり、要は「からあげ定食」なのだ。

定食と言っても「ごはん」「スープ」はセルフで取りに行く形式で食べ放題、ほかにツボに入った明太子も食べ放題。ソフトドリンクは飲み放題。唐揚げはおかわり自由(最初だけお皿に盛られて届けてくれる)。

オマケに「にんにくベースの卵黄ソース」みたいなのも付けてくれる。これ、正直な話「空腹時」であればたまらなく良い店だが、少なくとも体調が悪いと入りたいと思えるお店ではないというのが感想である。

唐揚げは、まあ、美味しい。

美味しいが「食べ放題」の言葉に弱い人は撤退すべきである。

引けない。自分は引けなかった。

漏れなくおかわりを注文してしまった。揚げたてなのでサクサクしておいしい、食べられてしまう。さすがににんにくベースの卵黄ソースはにおいがしてしまうので食べずに我慢(店員さん、ごめんなさい)。

唐揚げの1皿目 ごはん、明太子はセルフ にんにくの卵黄ソースは「かき混ぜてごはんにかけて食べて下さい」と言われたがそれは無理だわ(笑)

メニューは無く、この1枚のみ。外の看板はこれが印刷されていた。あんまりいい写真じゃないよねこれ。

2. ビジネス的考察

筆者の趣味で記載しておく。

ここではビジネス的視点でこのメニューを考察してみたい。このメニューの凄いのは合理化を徹底している点である。

何と言ってもメニューがたった1種類しかないのだ。

これほどシンプルなメニュー構成も正直珍しい。あるビジネス書によると飲食店がランチを営業するのは儲けを意識しているのではなく、食材のロスを防ぐ事と固定費の低減である。

オフィス街のど真ん中にあるため、ランチの時間帯はせいぜい1.5~2時間程度に限られる。競合店も多く、からあげ定食を出している店は数えきれない。

そんな中でこの潔さ

なかなかの戦略である。

まず厨房は唐揚げさえ作っていればよい。非常にシンプルなオペレーションだ。客先への配膳はからあげのプレートのみであり、他はセルフサービスコーナーに品切れが生じないように目を配っておくだけ。

メニューの説明も1種類のみなのであれこれ考える必要性もない。メニューが1種類しかないため、当然価格も1つしかない。価格は880円(税込み)と、それほど安くはない。

ただし客にとっては「食べ放題」と言うこれ以上ないオプションが付くので満足度は高い。

「食べ放題」とは言ってもそう何十個もからあげばかり食べられない。知ってる人は知っているが、八重洲エリアのサラリーマンは糖質ダイエットをしている人も少なくなく、そもそもごはんをあまり食べない人が多い。

また、デスクワークが主体の人が多いため、昼食だからと言って思いっきり食べる人の割合はそれほど多くないのだ。そう考えると「食べ放題」と言ってもせいぜい、からあげはおかわりで4~6個を頼む程度である。(からあげのおかわりだけはオーダー性で、具体的な個数で依頼する。個数で頼めるので微調整がきく。)

そうすると最終的に利益率的には普通の居酒屋のランチと比較してかなり良いのではないか、と筆者は推測する。

唐揚げの質に伴う費用はどの程度か業界の人間では無いのでわからないがフライヤーで決まったものをひたすら作るだけなので重いコストになっているとは思えない。ドリンクも一見すると客にとっては「ソフトドリンクが無料でついてラッキー」なのだが、店側からすると(ガストのドリンクバーにおいてあるような)自動のドリンクバーがおいてあり、水なり氷なりドリンクなりを全て客が自分で取りに行く事になっているため、店員は「お水下さい」と言われることすらない。

以上のことから、必然的に店内の従業員数は少なく、ホールは1~2人しかいなかった。(恐らく1名ではなかったか。)会計も別々で打つ必要すらなく、個人個人で880円で清算してしまえばよい。少ししか見ていなかったが、そもそも領収書を請求している客がいなかったほどである。

このようなランチ形態であるからぞろぞろと複数人数で来てメニューを選んでゆっくり帰っていくような客もいない。男性客が比較的ターゲットとなるので入れ替わりの回転も早いと思われる。なるほど、のランチであった。

が、その日は夜は夜中まで全く食べられ無かったのでしばらく行かない。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です